2024.09. 2
ニュース
【新技術紹介】パラジウム合金の切削バレルを使用したプローブを開発
理化電子株式会社は、プローブの部品にパラジウム合金(以下、Pd合金)切削バレルを採用し、従来のCu合金系切削めっきバレルプローブ(以下、従来品)と比べて「安定した抵抗値」、「ロングライフ」といった長所を持つプローブを新たに開発いたしました。
製品特長
〇 バレルへのめっきが不要なため、バレル内面のめっき摩耗による抵抗値劣化が起きない
⇒安定抵抗かつロングライフ
〇 従来品と比較して、バレル肉厚を薄くすることが可能(片側15μm)
⇒バネ荷重UPによる接触抵抗値の改善、機械的ライフの向上
〇 Pd合金バレルは磁性を持たないため、非磁性プローブに採用可能
〇 時効硬化材を使用しているため熱処理により硬度を調節可能
⇒抵抗値安定性重視、機械的強度重視等の用途に合うものを提供
性能比較
従来品と比較した場合、最小抵抗値こそ劣るものの、抵抗値バラつきが小さく、抵抗値の劣化も少ないため、長期使用に優れた性能を示しています。
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